
1982年8月発行の『復刻 岩手の郷土芸能』(岩手出版)をネットで半年前入手しました。鹿踊りについてこれほど詳しい本ははじめてでした。初版は1956年(昭和31年)ですからすでに52年前になります。この本を何度か読み返すたび52年前の鹿踊りの状況や澤田定三氏の鹿踊りに限らず剣舞やその他の岩手の芸能にかける想いが伝わってきました。北上で行われている『みちのく郷土芸能まつり』の基礎を作ったのは澤田氏であったということがわかりました。鹿踊りに興味をもっているか方の疑問、各流派の特徴・鹿踊りの歴史・踊り方の善し悪し等々、詳しく記述してあります。おそらく鹿踊りに関してこれ以上詳しい本は見つけることは困難だとおもわれます。
この本はネットで手に入れますが、おそらく中古しかないと思われます。
できるならばこの本を継承するようなものができる事を望んでいます。


